【中部納材協同組合HOME】 »  市況報告



 2019年
  11 月
 
 中国木材の値下げにより米松製材品価格が値下げされました。
 10月消費税値上げによる消費落ち込みが続き、木材の荷動きは悪い。
 資材がメーカーからプレカット工場へとダイレクトに動く物流が、市場をさらに停滞させている。

 農繁期が過ぎて国産材スギ、ヒノキの伐採供給が本格的になる時期ではあるが、
 木材市場には全体的に出材が少なく、直接、合板工場へと流れが主体となっている。

 住設機器メーカーは少子高齢化への商品構成や生産量など様々なシフト見直しが始まった。
 将来的な需要落ち込みに備える体制と、建築以外での新たな需要への対応が始まる。

 千葉や長野の大雨被害が堤防、電力架線、水道などインフラ設備の問題を露呈させた。
 大雨、台風、地震など災害に備えた資材供給体制がどうあるべきか?
 道路、河川、鉄道、電力架線、上下水道など古くなっている設備への対応が急務である。

 東京オリンピック関連建築需要はピークを過ぎ、消費税値上げ後の景気減速に対し
 どのような需要を掘り起こしていくかが問われている。
 
 2019年
  10 月
 
 地球全体で発生する炭素排出が温暖化を加速し気候変動がいよいよ顕著になって来た。
 経験したことのない大雨、頻発発生する大型台風により日本列島は災害多発化している。
 気象庁の警告『命を守ることを優先して対処してください』と変わって来た。

 今年の10月は『秋晴れ』がなく、台風と秋雨前線により大雨を東海から東北にかけて
 広い範囲で河川の氾濫、土砂崩れをもたらした。被災された方々へお見舞い申し上げます。
 戦後60年を経過し耐用年数を迎えつつある道路、橋、河川堤防、官公庁施設など公共事業
 インフラの再整備が急務となって来た。

 住宅建築需要は減速し木材業界は厳しい景気減速に直面しているため、視点を変えて
 国産材の蓄積量を活かし安定した木材供給を計り、様々な需要開拓をしていく時代である。
 
 
 2019年
  8月、9月

 8月は気圧配置により線状降水帯が発生し長崎県など九州北部を大雨災害が発生しました。
 9月には台風15号が静岡県〜千葉県に大きな被害をもたらしました。
 被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。

 中部納材協同組合価格委員会は8月度開催されず、9月25日に8月分、9月分の評定しました。
 昨年より確定していたため消費税値上げに対し、建築関連の駆け込み需要は全くなかった。
 昨年より続いていた米松、北欧材などの主要な構造材や間柱など羽柄材の価格高止まりは、
 梅雨の時期を境に弱含みしてきた。8月に国内大手米松製材会社が値下げに転じたことから
 9月の市場価格は米松、北欧針葉樹を中心に主要な構造材、羽柄材が値下げ評定された。

 国産材素材原木は季節要因もあり入荷が非常に少ないにもかかわらず、荷動きも良くない。
 原木素材の供給ルートが木材市場を経由しない状況が増えている。

 アメリカと中国の貿易摩擦は2国だけでなく中国の景気減速が世界中に影響してきた。
 過去10年の世界各地での中国の凄まじい資源買い付けは、ピークを過ぎつつある。
 電気自動車をはじめとする中国内需要が今後の経済力と貿易の構図を作りそうだ。

 10月以降の景気動向が悪く成ることを前提としており、各産業とも慎重な経営姿勢が続く。
 
 
 
 2019年
  7月

  毎年の様に続く梅雨の長雨、天候不順、日照時間不足など環境変化が続いている。
 7月の価格動向は、供給側、需要側とも目立った材料がなく市場は停滞し横ばい。
 各産業ともお盆を含む長期休暇に入るため、現状は模様眺めで変化がない。

 夏場は杉やヒノキの素材出材は減少しており、材料不足と人手不足がさらに長引く。
 いずれにしても需要サイドに市場を牽引する目立った好材料がないため、模様眺めが続く。

 消費税値上げによる需要はプレカット工場中心に堅調。
 空前の人出不足は深刻で、各工事現場は様々な業種で遅延気味である。
 猛暑、人手不足、10月以降の景気不透明感など景気を牽引する好材料がない。

 
 
 2019年
  6月
 
 アメリカと中国との輸入関税引き上げにより、中国経済は急激に減速しつつある。
 ラワン合板など中国向け輸出は減少し、日本向け価格が下げ基調となった。
 中国向け輸出減少は北米産地の米松などにも及び、減少分を日本向けにシフトしつつある。

 国産材は原木、製材品とも梅雨時期のため入荷、出荷とも荷動きは悪い。
 
 アメリカと中国の貿易不均衡をめぐる攻防は長期化する可能が高く、日本の関連諸産業への
 景気減速は避けられない。代替となる景気策もなく厳しい経営環境が続く。

 住宅建築やリフォーム、大型消費など10月の消費税値上げ前の駆け込み需要は見込めない。
 消費税値上げ後の秋以降の景気は不透明で不安な要因ばかりである。
 しばらくは各業種、業態とも静観し、攻めへの切り札不足で守りの経営に終始すると思われる。
 
 
 2019年
  4月、5月

 アメリカの貿易不均衡をめぐる中国との輸入関税の引き上げ戦争は全く両者引く気配がない。
 世界経済にとっても両国の国内経済にとって景気減速を招く強い要因となる。
 日本企業によるIT]や自動車関連の各種部品の中国輸出は直接的に影響が出てくる。

 米中貿易摩擦や梅雨を控えたこの時期は新年度、新年号が始まっても景気を牽引する好材料
 に乏しく、様々な業種、業態では慎重な姿勢で推移している。

 国産材ヒノキ、スギ原木や各種主要な構造材製材品は荷動きは悪く、市場は低迷している。
 プレカット工場の新規の見積もりや受注も、年度代わりと共に一巡しており静かである。

 国立競技場の木造化が進んで、東京オリンピックを契機に商業施設や倉庫、事務所など
 の新たな木造建築への需要開拓と構造や意匠提案が必要な時代となって来た。
 個人向け住宅建築が需要を牽引する時代は終わりつつあり、リフォーム対応へと変化している。

 需要が不透明な中、働き方改革による人材確保、輸送費など一般管理費は確実に押し上げられて
 おり経営を圧迫する要因は一向に解消されそうにない。いずれにしても日本経済は10月の消費税
 増税後を考慮してより慎重な企業姿勢が続きそうである。


過去の市況報告 
2017年度 2016年度 2015年度 2014年度 2013年度 2012年度 2011年度

ページのトップへ