【中部納材協同組合HOME】 » 市況報告
2024年 3月 |
昨年、一昨年が好調だった煽りもあるが、依然、住宅着工は不調。 針葉樹合板は乱売傾向で200円〜300円値下げ。ただし、4月から大手メーカー5%の値上げ予定。 国産KD構造材は引き合いも弱く、土台、管柱、大引き他5,000円の値下げ。 そのほか仮設材、羽柄材、造作材、新建材は価格据え置き。 |
2024年 2月 |
市況は悪い。住宅は相変わらずだが、住宅以外の土木関係等の現場関係も悪い。 関東、関西に比べて、特に中部のこの地域が、様子見もあって良くない傾向。 価格では管柱RW集成材が150円のアップ。入荷遅れに伴い間柱WWが先月の5,000円アップに続き、 今月2,000円のアップ。他は大きな動きはない。 |
2024年 1月 |
値上がりは落ち着いて昨年並みに。2024年問題でドライバー等の労働力の問題が出てくる。 この先、住宅着工は人口減で厳しいため、非住宅へ期待したいところ。 価格では平角WW・RW集成材が3,000円のアップ。間柱WWが5,000円アップ。 ベイマツ根太・タルキが5,000円アップし、他は大きな動きはない。 建材関係は春の新商品、運搬費等で4月値上げの見込み。他は今のところ聞こえてこない。 また、石膏ボードについては現在翌日着が翌々日着になるとのこと。 |
2023年 12月 |
依然、住宅着工は厳しい状況。全体的に価格に大きな動きはない。 12月に入り、海運大手のスエズ運河の航行見合わせにより、今後欧州材が不足する可能性も見えてきた。 また、東京港の製品在庫は3か月連続で在庫減が見られるが、総需要が減っていることもあり、 様子見の状況である。 価格では平角WW・RW集成材が2,000円のアップ。ベイマツ大引きKDが5,000円アップ。 ベイマツ間柱、根太・タルキが10,000円アップ。間柱のWWが5,000円アップといったところ。 国産材は出材が少なめでヒノキ強含み、スギ弱含みの中で、相場が上がる感じはない。 |
2023年 11月 |
中国木材の火災の影響から、ベイマツの代替需要で先月から一部製品に値上げがあったところ。 集成関係も値上がり傾向。国産材は山側としては値上げを希望しているが、仕事が出ていない状況で なかなか上げられない。 2024年から住宅ローン控除が省エネ基準適合が必須になる。住宅・建築で脱CO2、省エネが進んでおり、 高気密、高断熱にシフトする。今後は建材、断熱材の価格にも影響が出るのでは。 価格的には前月から大きな変化はないが、ベイマツ関係は、平角、大引き、間柱、根太、 タルキのグリーン材がいずれも5,000円値上がり。集成平角はWW、RWともに2,000円のアップ。 底と思われた合板価格は50〜150円の値下がり。 |
2023年 10月 |
今月に入り、中国木材の値上げがあった。その影響もあり、関東では国産材の価格が上がり始めている。 今年は役物の丸太が少なく、値段も上がっている。ウッドショック以降の値下がりが底を打った感がある。 桟木について米松の代替としてスギが出てきた。土台の3.5角ヒノキで2,000円アップ。 平角と大引きのベイマツKDで5,000円、大引きヒノキKDで3,000円のアップ。 全体に値上がり傾向がみられる。羽柄、造作、新建材、合板については価格据え置き。 WWの間柱は最後の2,000円ダウン。合板は下げ止まり。 |
2023年 9月 |
秋需でプレカットも少し動きが見えてきた。価格についてはいずれの品目も値動きなし。 中国木材且ュ島製材工場火災の影響で、桟木など一部入手困難な米松品目が出始めている。 根太・タルキにも品薄感があり、価格は動いていないが強含み、先々上がってくるとみられる。 これら品目は、ヒノキなどへ代替の動きがみられるが、生産が追いつくか。 |
2023年 8月 |
上半期の住宅新築着工数は月7万戸前後で推移、木造住宅着工数の15カ月連続で前年同月比減の状況。 全体に荷動きが悪い。 構造材について、土台は横ばい、管柱は需要が少なくオールマイナス5,000円。 WW・RW集成は100円、国産通し柱は10,000円のダウン。役物は売れていない。平角・梁丸太は変わらず。 羽柄の先物は買う人がいない。間柱、根太はじめ全体にマイナス5,000円。 2×4SPF材は5,000円のダウン。造作・建材は変わらず。合板関係は横ばい。 |
2023年 7月 |
現場、流通の方は静かな状況だが、住宅着工については数字を見る限りそれほど悪くない。 プレカットは5月、6月は少し落ち込み、この先も戻りはまだまだかなというところ。 一方、港の在庫が吐けて通常レベルまできた。住宅着工が増えてない分、 材木屋・問屋が在庫で持っているか。 構造材の外材関係は横ばい、WWは動きなし。国産材は土台・管柱でヒノキが5,000円、 スギが10,000円ダウン。集成関係は横ばい。 羽柄関係は底の感がある。2×4は据え置き。建材関係は動きなし、針葉樹合板は若干のダウン。 |
2023年 6月 |
仮設材及び土木資材は変わりなし。国産材は一部投げ売りも出ているが、全体ではプラスマイナスゼロ。 集成管柱、化粧柱、米松関係も現状維持。角物は全体的に下げ止まり。 2×4材は若干下がっている。うちスギは10,000円/m3のダウン。 タモ、ナラなど別注品の一部が品薄から価格アップの状況。 合板については現状維持。現在国内工場は3割減で生産中。これ以上の価格ダウンを押さえたいところ。 |
2023年 5月 |
住宅着工が依然低調。特に中部地区は良くない。 外材は為替の影響もあり、一気に上げてこないが下げ止まりの状況。 米マツ製品がダウンの傾向。米マツ平角KDが下がり、米マツ平角グリーンは大きく下がって底値。 国産材は原木が少し下がっている。 住宅着工の不調もあり、ヒノキ構造材土台KDは下げたくないところだが売れないため値を下げた。 2×4材は横ばい。構造用合板は先月に続き若干下がっている。 型枠合板も工事減から流通量が落ち下がった。 |
2023年 4月 |
外材は4月に入りWW、RWが少し下がったが、全体に底が見えてきた感がある。 ヨーロッパ材は電気代の高騰等から生産ダウンの状況。 国産材は構造材の土台ヒノキ(4m、3.5角)が下がった他は、大きく変わらず。 国産材合板は弱含み。在庫を抱えて苦しい状況。 一方、建材は逐次値上がっている。 |